2011.10.09(Sun)
18:24
皆様、おはようございます。三島百太です。
5月に誕生日を迎えました、18歳です。…怜王様は私の事を『弟』と仰ってますが、3月生まれの怜王様より10ヶ月程年上でございます。
三島家は代々、絹川家にお仕えして参りました。
きっかけはよく解っておりませんが、落ちぶれていた三島を絹川様に救って頂いた…と聞いております。
現在、父は怜王様のお父様に付いてフランス、母はお母様に付いてアメリカに。
私も生まれる前から、絹川の嫡男に仕える様決められておりました。
たまに「そんな親の都合で決められた人生、嫌じゃない?」と聞かれる事がありますが、そのように感じたことは一度もありません。
優しく、思いやりが有り、思慮深く、常に努力を怠らない怜王様。
私はそんな主人に仕えることが出来て、本当に幸せ者です。
この先何が有っても、怜王様の背中にお仕えし、お守りして生涯を終えること。…それが本望でございます。
あぁ、このことは怜王様にお伝えするつもりが有りませんので、内緒にしておいてくださいね。
それでは、私のとある一日をお教え致します。
平凡な生活ではありますが、お付き合いくださいませ。
午前4時半頃。
目覚まし時計のアラームより少し早目に、私の一日が始まります。
氷を入れた冷水で顔を洗い、身支度を整えてから、自室を掃除します。
掃除は、心のお掃除。後は、お部屋を使わせて頂いている感謝の気持ちでもあります。
メイドさんから「私達の仕事を取らないでくれ」と涙ながらに懇願されていましたが、最近は何も言われないので、きっと根負けしたのでしょう。
午前5時。
怜王様の一日のスケジュールを、分単位で確認します。
学校だけでなく家のお仕事もこなしている怜王様は、毎日目が回るほどお忙しい為しっかりとした時間管理が必要です。
…ほとんど怜王様ご自身の都合で変更を余儀なくされますので、あらかじめ何通りも組んでおきます。
それでも予定通りに進まないのは、怜王様が『俺様が本気になれば、一日24時間を48時間に出来るぜ!』と勘違いされているからでしょう。
スケジュール確認終了後、メイドさんのお手伝いをします。
庭の花に水を巻いたり、廊下に飾られているたくさんの壷を丁寧に拭いたり…。
「…百太様、どうかお止め下さい」とメイド長に泣かれる事もありますが、どうしてでしょうか。不思議です。
午前7時。
アーリーモーニングティーを淹れ、怜王様を起こしに参ります。
このお仕事が、一日の中で一番大変です。
コンコンコンッ
「…怜王様」
コンコンコンッ、コンコンコンッ
「…怜王様、怜王様」
………。
お返事が無いことは、最初から承知済みです。
「失礼致します」と聞かれていない声を掛け、無人の部屋を通り過ぎて寝室へ入ります。
部屋の扉を叩いた分、寝室のノックは(面倒くさいので)しません。
カチャッとドアを開けると、薄暗い部屋にスースーという気持ち良さそうな寝息。
5分前にかけられていたアラームに故障はなかったと、床に転がっている目覚まし時計で解りました。
無意識で、叩きつけるように止めたのでしょう。…おかげで何回壊れたことか、数知れません。
怜王様は完璧な方ですが、すこぶる朝が弱いのです。
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ものすごく中途半端な箇所で続いてしまい、すみません(´-ω-`)
モモの一日が始まりました。
本編までの箸休めとして読んで頂けると…、嬉しいです。
なんかすみません…最初に謝っておきますね(笑)
次の更新は0時過ぎです。
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5月に誕生日を迎えました、18歳です。…怜王様は私の事を『弟』と仰ってますが、3月生まれの怜王様より10ヶ月程年上でございます。
三島家は代々、絹川家にお仕えして参りました。
きっかけはよく解っておりませんが、落ちぶれていた三島を絹川様に救って頂いた…と聞いております。
現在、父は怜王様のお父様に付いてフランス、母はお母様に付いてアメリカに。
私も生まれる前から、絹川の嫡男に仕える様決められておりました。
たまに「そんな親の都合で決められた人生、嫌じゃない?」と聞かれる事がありますが、そのように感じたことは一度もありません。
優しく、思いやりが有り、思慮深く、常に努力を怠らない怜王様。
私はそんな主人に仕えることが出来て、本当に幸せ者です。
この先何が有っても、怜王様の背中にお仕えし、お守りして生涯を終えること。…それが本望でございます。
あぁ、このことは怜王様にお伝えするつもりが有りませんので、内緒にしておいてくださいね。
それでは、私のとある一日をお教え致します。
平凡な生活ではありますが、お付き合いくださいませ。
午前4時半頃。
目覚まし時計のアラームより少し早目に、私の一日が始まります。
氷を入れた冷水で顔を洗い、身支度を整えてから、自室を掃除します。
掃除は、心のお掃除。後は、お部屋を使わせて頂いている感謝の気持ちでもあります。
メイドさんから「私達の仕事を取らないでくれ」と涙ながらに懇願されていましたが、最近は何も言われないので、きっと根負けしたのでしょう。
午前5時。
怜王様の一日のスケジュールを、分単位で確認します。
学校だけでなく家のお仕事もこなしている怜王様は、毎日目が回るほどお忙しい為しっかりとした時間管理が必要です。
…ほとんど怜王様ご自身の都合で変更を余儀なくされますので、あらかじめ何通りも組んでおきます。
それでも予定通りに進まないのは、怜王様が『俺様が本気になれば、一日24時間を48時間に出来るぜ!』と勘違いされているからでしょう。
スケジュール確認終了後、メイドさんのお手伝いをします。
庭の花に水を巻いたり、廊下に飾られているたくさんの壷を丁寧に拭いたり…。
「…百太様、どうかお止め下さい」とメイド長に泣かれる事もありますが、どうしてでしょうか。不思議です。
午前7時。
アーリーモーニングティーを淹れ、怜王様を起こしに参ります。
このお仕事が、一日の中で一番大変です。
コンコンコンッ
「…怜王様」
コンコンコンッ、コンコンコンッ
「…怜王様、怜王様」
………。
お返事が無いことは、最初から承知済みです。
「失礼致します」と聞かれていない声を掛け、無人の部屋を通り過ぎて寝室へ入ります。
部屋の扉を叩いた分、寝室のノックは(面倒くさいので)しません。
カチャッとドアを開けると、薄暗い部屋にスースーという気持ち良さそうな寝息。
5分前にかけられていたアラームに故障はなかったと、床に転がっている目覚まし時計で解りました。
無意識で、叩きつけるように止めたのでしょう。…おかげで何回壊れたことか、数知れません。
怜王様は完璧な方ですが、すこぶる朝が弱いのです。
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ものすごく中途半端な箇所で続いてしまい、すみません(´-ω-`)
モモの一日が始まりました。
本編までの箸休めとして読んで頂けると…、嬉しいです。
なんかすみません…最初に謝っておきますね(笑)
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